ベステック・ロックロールの特徴
ベステック・ロックロールは化学繊維の網でできた繊維系の蛇篭(じゃかご)です。
一般にはネット蛇篭と呼ばれています。
鉄線蛇篭と比較して柔らかく地形の起伏に柔軟に追随することができます。
ロックロールにはあらかじめ割栗石等が充填されている完成蛇篭であるため、施工性に優れます。
あらかじめ石が充填されています。
ロックロールにはあらかじめ石が詰められているため、搬入されたらすぐに設置することができます。鉄線蛇篭のような非常に手間のかかる蛇篭の組立や、人力での石詰め作業はありません。強度の高いネットにフックを 3ヶ所ほどかけることで、つり上げることができ、施工性に優れます。
中詰材には割栗石や玉石あるいは現地発生材が選べます。
中詰材は通常は割栗石(φ50-150)が充填されていますが、玉石も選択することができます。また、コンクリート再生骨材などの現地発生材も使用することができます。
高いフレキシブル性があります。
高いフレキシブル性があり、複雑な地形にも柔軟に追随します。こうした特性を活かし、より自然に近い河川や湖沼の護岸をつくることができます。
編み目サイズは45mm〜50mmです。
編み目サイズは45mm〜50mmであるため、φ50-150mmの割栗石などを充填することができます。
耐候性マルチフィラメント・ポリプロピレンネット
ロックロールに使用されている、耐候性マルチフィラメント・ポリプロピレンネットは柔軟であるとともに高い強度を持っています。細いフィラメントはその一本ずつが耐候性の処理がなされています。また、無結節であるため、部分的にネットが破損しても全体がすぐにほつれてしまうことはありません。ネットは黒色で、設置直後からあまり目立たず,自然の風景になじむようになっています。
鉄線と違い腐食しません。
子供たちが遊ぶせせらぎ水路やビオトープなどの親水空間には玉石を詰めたロックロールが最適です。しばしば鉄線蛇篭が使用されていますが、鉄線の先がとがっていたり、錆びていたりして危険が伴います。耐候性マルチフィラメント・ポリプロピレンネットを使用したロックロールであれば、こうした危険を最小限にして、安心して遊べる場所を提供することができます。