ササマット(ささまっと)
ササマットは幅25cm×長25cm,厚3cmのササのマット状苗です
※1)。ササが一面に覆った環境では雑草の侵入を抑制することができます。ササは意匠的に用いられることもありますが,維持管理に費用をかけることが困難な場所の緑化には効果的な植物といえます。
※1) 幅1mサイズのものも開発しております。
ササマットはコグマザサのマット苗です。
ササマットはあらかじめマット状に育成されたコグマザサのマット苗です※2)。ササマットを用いることで,ポット苗の植栽による課題を解決し,速やかにササで植栽範囲を覆うことができます。隙間なくササマットを植栽すれば,植栽直後から地表面をササで覆うことができ,効果的な雑草の侵入を期待することができます。
※2) 現在コグマザサを用いておりますが,将来的にはオロシマチクなど他の種類も検討しております。
型式 |
仕様 |
重量 |
植物種 |
SSM250 |
幅25cm×長25cm,厚3cm |
300g |
コグマザサ |
SSM1000 |
幅100cm×長100cm,厚3cm |
20kg |
コグマザサ |
ポット苗植栽の課題。
一般に,ササを植栽する場合ポット苗を用いますが,36~44pot/㎡も植栽しなければならないため、植栽にかなり手間がかかります。さらに、密に植栽しても植栽範囲がすぐにササで覆われるまでには時間がかかりますので、ササが広がる前に雑草が侵入する可能性もあります。その場合,除草に多くの労力を要することになります。
ササマットを設置すれば速やかにササ群落が形成されます。
写真は試験施工の状況です。2018年1月23日に設置を行いました。施工からおよそ5ヶ月後の2018年6月14日には,ほぼ全面がササで覆われている状況となっています。
施工状況(2018年1月23日)。
施工からおよそ5ヶ月後の状況(2018年6月14日)。
法面で使用することもできます。
東京都板橋区不動の滝では法面を安定されるためにササマットが採用されました。コグマザサは日陰でも良好に生育するため、林床の裸地の緑化に適しています。製品設置から5か月後には法面にコグマザサの群落が形成されています。
設置から5か月後の状況(2020年6月2)。
施工からおよそ5ヶ月後の状況(2018年6月14日)。