在来種による法面緑化


 なんらかの開発を行う際、否応なく生じるのが法面です。一般的に、開発によって生じた法面は、そのまま放置することはなく、なんらかの方法で緑化を行います。法面の緑化には種子の吹き付けや植生シートの敷設によって行いますが、今日では各社から優れた製品が多数販売されています。  しかし、こうした市場において今まで無かったのが在来種による緑化の製品です。
 今日、緑化に使用される植物の多くは外来種がほとんどで、場合によって、在来種と同じ種ではありますが、中国産の植物が利用されることもあります。しかし、できるだけ日本の在来種を利用したいですね。  エスペックミックでは、試行錯誤を重ね(今でもしていますが...。)カゼクサやメヒシバ、あるいは先駆樹木を使った法面緑化の製品を開発しました。


チガヤマット


 在来種による法面緑化用マット苗の定番です。幅1.15m×長2.0mのサイズは施工性も良く、河川や調整池の堤防法面での使用に適しています。

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在来種で緑化シート


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 在来種による盛土法面緑化を行うための植生シートで、一年草であるメヒシバやエノコログサ、多年草であるカゼクサ、チカラシバの種子を用いて緑化を行います。まず、一年草で法面を速やかに緑化し、多年草が徐々に置き換わるようにしています。
 一年草であるメヒシバやエノコログサは日本全土に分布する雑草で、空き地や畑に生育し、メヒシバが多く生育すると外来雑草の発生を抑制することができます。多年草であるカゼクサやチカラシバは北海道を除く本州、四国、九州に分布するイネ科の多年草で、発芽後の成長も早く、早期緑化に適しています。

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雑草のたね


 種子吹付で緑化を行うためには大量の種子が必要になりますが、現時点では外来種のように安価に大量に供給できる在来種の種子はほとんどありません。でも、メヒシバを中心にエノコログサやイヌビエなどがミックスされた種子ならばある程度は供給が可能です。

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萱株苗(かやかぶなえ)


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 萱とはススキのことですが、林道整備や治山工場の緑化では萱株(かやかぶ)が利用されることがしばしばあります。現地でススキの株を掘りあげて、株をばらし、そして植栽するのは大変ではないでしょうか?エスペックミックの萱株苗を使用すれば、作業効率が飛躍的に上がります。

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先駆樹木苗(せんくじゅもくなえ)


 アカメガシワ、タラノキ、ヌルデ、ウツギ、ヤマハギなどの先駆樹木は貧栄養な裸地にいち早く侵入定着する樹木です。成長が早いため短期間で樹林の形成を期待することができます。

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ベストマンネット


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 ヤシ繊維性の植生ネットです。表土を侵食から保護するために使用します。網目サイズは約17mmであるため、植物の定着が容易です。

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