林床植生マット
(りんしょうしょくせいまっと)

林床植生マットは森林の林床や林縁に生育する植物を寄せ植えしたマット状の植物苗です。様々な植物が植栽された林床植生マットを組み合わせることで、より自然に近い風景を創出することができます。


林床植生マットの仕様 especmic
■ サイズ:40cmx60cm,厚さ10cm程度
■ ヤシ繊維と培養土に1種類あるいは複数種類の植物が植栽されています。


林床植生マットはとても使いやすい

林床植生マットの生産風景 especmic
 各種ダウンロード林床や林縁には様々な植物が生育していますが、現場でそれを再現するには非常に手間がかかります。実際にやってみると分かるのですが、まず、考えを図面に反映することが難しですね。そして,図面に記された内容を現場に反映させることもまた難しい課題です。ポット苗の植栽もかなり大変で,植物の名前と現物が一致しないこともしばしばあります。腕のいい職人さんを指名できればいいのですが、それもなかなか難しいですね。林床植生マットはそうした状況を改善し、図面で植生タイプと数量を指示すれば、容易に設計思想を現場に反映させることができる製品です。


設置はとても簡単です

 設置方法はとても簡単です。林床植生マットよりすこし大きめの穴を掘り、そこに林床植生マットを設置して、十分に水をやって土をかぶせます。林床植生マットは外周が丈夫なヤシ繊維のネットでできているため,持ち上げても形が崩れにくく取り扱いが容易です。
林床植生マットの設置方法 especmic


落葉は林床の大切な構成要素

 ある現場に張り付いていたとき、いろいろと考えました。実際の林床植生と植栽した植生となぜこんなに違うのだろう…。一つ気がついた点が落葉の存在でした。そこで、現場の周辺から来る日も来る日も落ち葉を集める事にしました(現場では、あいつは何をやっているんだ?…と思われていたようですが)。植栽が完了した後、その集めた落ち葉を盛大にまき散らすと、それだけで風景は一変しました。やはり、林床の風景の構成要素に落葉は不可欠ですね。
 ところが、風が吹くと撒きだした落葉は飛んでいってしまい、特に法面では残念な結果となりました。どうもうまく行きません。どうして自然の落葉は斜面でもそこに、とどまっているのでしょうか?詳細に観察してみると、地面から出ている様々な突起にパズルのように引っかかっていたり、菌類によってお互いがくっついていたりするのです。これらは施工直後にはできない技ですね。(2016/07/22 木村保夫)

写真上:苗を植栽した直後。写真下:落葉を撒き出しただけですが,かなり雰囲気が変わります。
画像の説明 especmic
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