Netflixで配信された「今際の国のアリス」は日本国内はもちろん世界的に大ヒットを記録した作品です。今回配信されるシーズン2では、無人化し荒廃した渋谷のスクランブル交差点の撮影セットに、その世界観を忠実に再現するために本物の雑草が使用されています。
原っぱマットは薄層の基盤に植物を育成させたマット状の苗です。根を傷めずに現場に設置できるので長期間にわたる撮影でも、定期的な水やりをすることで植物が維持できました。また、撮影シーンにあわせて自由に再配置できたため、撮影の現場で使いやすい材料として評価されました。
今回準備した
原っぱマットは荒廃した風景を再現するために複数の植物を組み合わせて特別に生産したものです。撮影期間は秋から冬にかけてでしたので、夏雑草であるカゼクサ、チカラシバとともに冬雑草で成長の早いイタリアンライグラスやえん麦を併用しました。こうすることで撮影期間中に緑が保てるようにしました。また、圃場の周囲から表土を採集して育成中の
原っぱマットに撒きだして、様々な雑草が生えるようにています。
Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2
原作:麻生羽呂「今際の国のアリス」(小学館「少年サンデーコミックス」刊)
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT
Netflix作品ページ
Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン1、Netflixにて独占配信中
Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2、Netflixにて独占配信中